发布日期:2024-03-27 浏览次数:30
帝人傘下の障がい者が働く特例子会社で、コチョウランの出荷が最盛期を迎えている。社会的課題の解決を考えた倫理的な消費行動「エシカル消費」の高まりを受け、障がい者を支援しようと注文が相次いでいるという。
3月下旬、千葉県我孫子市のビニールハウスでは、5千本もの白いコチョウランの出荷作業を障がい者ら約15人が手分けしながら行っていた。
2019年にできた帝人の子会社「帝人ソレイユ」は20年からコチョウランの栽培を手がけている。当初から働く廉谷貞治さんは「花びらを傷つけないように神経をつかう。プレッシャーはあるが『ここで買いたい』という声がモチベーションになっている」と話す。
ソレイユは、調達してきた苗をここで半年ほど育てながら通年出荷。帝人グループやその取引先など累計170社に売ってきた。1鉢が3本入りで税抜き3万円と、相場より2割ほど高いとされるが、障がい者らの丁寧な仕事ぶりや品質が評価されている。
23年度の売上高は前年比3割増だが、まだ収支は赤字だという。帝人ソレイユ取締役の鈴木崇之さんは「早く黒字化し、障がい者の雇用も倍増したい」と話す。(宮崎健)
朝日新聞